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子犬用ドッグフード(パピーフード)の選び方|「成長期」「全成長段階」の表示、大型犬のカルシウム、成犬用への切り替え時期を比較

対象の目安: 子犬

ツムギ・食事・健康担当
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子犬用ドッグフード(パピーフード)の選び方|「成長期」「全成長段階」の表示、大型犬のカルシウム、成犬用への切り替え時期を比較

わが家の小型犬を迎えた日、ブリーダーさんから渡された小さなフードの袋を持ち帰ったあと、ペットショップの棚の前で途方に暮れたことがあります。「パピー」「子犬用」「1歳まで」「全成長段階」「小型犬の子犬用」「大型犬の子犬用」。書いてあることが少しずつ違い、どれを選べば間違いがないのか、わかりませんでした。

調べてみると、子犬のフード選びで最初に見るべき場所は、実ははっきりしていました。パッケージの「総合栄養食」の表示と、そこに併記されている成長段階の欄です。そこに加えて、将来どれくらいの体の大きさになるか(とくに大型犬になるかどうか)で、気をつける点が一つ増えます。

この記事では、日本の表示ルールと米国AAFCOの区分を一次資料で確認したうえで、大型犬の子犬でカルシウムとエネルギーの「多すぎ」を避ける理由、1日の回数と量の考え方、成犬用へ切り替える時期、ブリーダーやショップで食べていたフードからの移し方を整理します。最後に、子犬用の総合栄養食8点の公式表示を並べました。ドッグフード全般の基本はドッグフードの選び方の基本に、給与量の計算式は犬のごはんの回数と量にまとめているので、ここでは子犬に特有の部分に絞ります。

まず確かめるのは「総合栄養食」と成長段階の欄

日本のルール:総合栄養食には成長段階が必ず書かれる

日本で売られているドッグフードの表示は、ペットフード公正取引協議会が運用する「ペットフードの表示に関する公正競争規約」で決まっています。協議会は、総合栄養食を「毎日の主要な食事として給与することを目的とし、当該ペットフード及び水のみで指定された成長段階における健康を維持できるような栄養的にバランスのとれたもの」と定義し、その基準は「AAFCOの基準を元にしています」と説明しています。

総合栄養食と表示するときは、対象となる成長段階をあわせて書くことになっています。規約の施行規則が例として挙げているのは、次の5つです。

  1. 哺乳期
  2. 妊娠期/授乳期
  3. 幼犬期・幼猫期/成長期またはグロース
  4. 成犬期・成猫期/維持期またはメンテナンス
  5. 全成長段階またはオールステージ

子犬に選ぶのは、3の「幼犬期/成長期(グロース)」か、5の「全成長段階(オールステージ)」の総合栄養食です。協議会の解説によれば、全成長段階は哺乳期以外の4段階すべてを満たすものとされています。

もう一つ、総合栄養食であることの根拠も書かれています。施行規則では「ペットフード公正取引協議会の定める分析試験の結果、総合栄養食の基準を満たすことが証明されています」か、「給与試験の結果、総合栄養食であることが証明されています」のどちらか(またはこれと同等の表示)を書くことになっています。分析試験は成分を測って基準と照らし合わせる方法、給与試験は実際に犬に食べてもらって確かめる方法です。

「パピー」「子犬用」という商品名だけで判断せず、裏面の「総合栄養食」の欄で成長段階まで確かめる。これが最初の一歩です。一般食(おかずタイプ)や栄養補完食、おやつは、子犬用と書かれていても主食にはなりません。

成犬用を子犬に与えると、なぜいけないのか

環境省の「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」は、Q&Aのなかで、幼犬は成犬に比べて体重あたりの食餌エネルギーを何倍も必要とするため、成犬用のフードを幼犬に与えると栄養不足になり、反対は、エネルギー過剰になって肥満になる、と書いています。ライフステージの違う犬を複数飼う場合は、子犬はケージの中で食べさせる、食事の時間をずらす、食べ終わったらすぐ片付ける、といった工夫が挙げられています。

AAFCOの消費者向けページも、成長中の子犬は成熟した犬とは違う量と比率の栄養を必要とすること、そして子犬向けのカロリーの高いフードは活動量の少ない成犬を肥満にしうることを説明しています。

AAFCOの区分と、大型犬の成長期の一文

AAFCOは、ドッグフードの栄養の適合性を「妊娠・授乳期(gestation/lactation)」「成長期(growth)」「維持期(maintenance)」「全ライフステージ(all life stages)」の区分で表示させています。

子犬にとって大事なのは、2016年から加わった一文です。AAFCOのモデル規則では、AAFCOの栄養基準(Nutrient Profiles)に合わせて配合したとして、成長期または全ライフステージの基準を満たすとうたうドッグフードは、表示の最後に次のどちらかを加えることになっています(米国のモデル規則で、各州がこれを取り入れて運用します)。

  • including growth of large size dogs (70 lb. or more as an adult):成犬時に70ポンド(約32kg)以上になる大型犬の成長期を含む
  • except for growth of large size dogs (70 lb. or more as an adult):大型犬の成長期を除く

Tuftsの獣医栄養学の専門医Deborah E. Linder氏は、2016年からAAFCOのガイドラインで成長期用のフードにこの区別が求められるようになったこと、大型・超大型犬の子犬は骨が成長している間にカルシウムの過不足の影響を受けやすく、カルシウムの幅がより狭く設定されたことを解説しています。同氏は、成犬時に70ポンド以上になる犬を大型としつつ、より慎重な線引きとして50ポンド(約23kg)を挙げる意見もある、と添えています。

日本のパッケージでは、大型犬の区別が見えにくい

ここが子犬のフード選びでいちばん見落としやすいところです。先に挙げた日本の公正競争規約の成長段階の区分には、大型犬の成長期を分ける表示がありません。輸入品や外資系ブランドでは、公式サイトやパッケージにAAFCOの基準を満たす旨が書かれていることがありますが、大型犬の成長期を含むかどうかまで日本語で書かれているとは限りません。

成犬時に大きくなりそうな子(AAFCOの線引きは約32kg、より慎重な線引きでは約23kg)は、次の順で確かめると迷いにくくなります。

  • 「大型犬の子犬用」「大型犬用 パピー」など、体格が明記された子犬用を選ぶ
  • 「全犬種用」「全成長段階」の場合は、給与量表に大型犬の体重が載っているか、大型犬の子犬に使えるかを公式サイトやお客様相談窓口で確かめる
  • 迷ったら、成犬時の予想体重を伝えたうえで、かかりつけの動物病院に相談する

メモ

WSAVA(世界小動物獣医師会)のフード選びのガイドラインは、「全ライフステージ用」と表示されたフードは繁殖と成長の基準で作られている、と説明しています。成長期の基準を満たすので子犬に使えます。一方でAAFCOは、子犬向けのカロリーの高いフードは活動量の少ない成犬を肥満にしうる、としています。成犬になってからも続けるなら、体重の増えすぎに気をつけてください。

総合栄養食の定義とAAFCOの基準を元にしている点はペットフード公正取引協議会「表示に関するQ&A」、成長段階の5区分と分析試験・給与試験の表示文言は公正競争規約第5条と施行規則第4条、全成長段階が哺乳期以外の4段階を満たすものである点は同協議会「公正競争規約に基づく必要表示事項及び表示制限について」、成犬用を幼犬に与えると栄養不足になる点は環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」のQ3、子犬の栄養と子犬用フードで成犬が肥満になりうる点はAAFCO「Selecting the Right Pet Food」、4つの区分と大型犬の成長期の一文はAAFCO「Reading Labels」と「Model Regulations for Pet Food and Specialty Pet Food」、2016年からの変更と70ポンド・50ポンドの線引きはTufts Petfoodology(Deborah E. Linder氏、2017年)、全ライフステージ用の説明はWSAVA「Guidelines on Selecting Pet Foods」(2021年更新)によります(2026年9月確認)。

大型犬の子犬で、カルシウムとエネルギーの「多すぎ」を避ける理由

速く大きくするより、ゆっくり育てる

Merck Veterinary Manual(執筆 Sherry Lynn Sanderson氏)は、大型・超大型犬の子犬には、成長用の総合栄養食で、大型犬の子犬向けに作られた旨(成犬時32kg以上の大型犬の成長期を含む)の表示があるものを与えるべきだとしています。そのうえで、与えすぎは成長の速度を上げるが、それは適切な骨格の発達と両立しない、と説明し、「遅い成長のほうが速い成長より好ましい」と書いています。

VCA Animal Hospitalsの大型・超大型犬の子犬についての解説も、成長期のカロリー管理が特に大切で、速すぎる成長は発達中の骨や関節に負担をかけ、骨格の形成異常につながりうる、としています。

子犬のころに丸々と太らせるのは、かわいさとは別の問題として、大型犬では避けたいということです。給与量表の数字を上限の目安として使い、体型を見ながら調整します。

カルシウムは「足りない」より「多すぎ」に注意

Merck Veterinary Manualによれば、急速に成長している若い大型犬では、乾物で3%を超えるカルシウムの過剰な補給により、乾物で1〜3%の食事に比べて骨軟骨症の症状が重くなり、骨のリモデリングが減ったと報告されています。VCAも、カルシウムの過剰は骨格の形成異常やほかの組織の石灰化を起こしうる一方、不足すれば骨の石灰化が不十分になる、と両方向の注意を書いています。

AAFCOの栄養プロファイルの改定案と根拠をまとめた資料(2014年、ペットフード委員会)によると、成長期・繁殖期のカルシウムは乾物で最低1.2%、上限2.5%ですが、成犬時70ポンド以上になる大型犬の子犬に与えうるフードでは上限が1.8%とされています。大型・超大型犬の成長期にカルシウムの過剰が有害な影響を起こすおそれがあるため、専門小委員会が大型犬の成長期向けの上限を下げた、と説明されています。

日本の環境省のガイドラインもQ&Aで同じ方向のことを書いています。

  • カルシウムは不足しても過剰でも骨の代謝に影響する
  • フードに適切な量のカルシウムが含まれている場合、サプリメントを足すと過剰になり、一部の犬種では股異形成や骨軟骨症などの発育期の整形外科疾患にもつながる
  • 特に、成長期の大型犬がカルシウムを過剰摂取すると、骨格異常を起こすこともある
  • 必要量のカルシウムは総合栄養食(大型犬用)を与えていれば足りるようになっている
  • カルシウムが多めに含まれる小型犬用のフードを大型犬には与えないよう気をつける

注意

「大きくなる子だから、骨のためにカルシウムを足そう」「牛乳や小魚を毎日足そう」は、大型犬の子犬でいちばん避けたい足し算です。VCAも、適切なフードを選んだら、獣医師に確認せずにビタミンやミネラルのサプリを足さないように、としています。骨や関節が気になるときは、サプリではなく、フードが体格に合っているか、体重が増えすぎていないかを動物病院で一緒に見てもらってください。

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大型犬の子犬に大型犬の成長期を含む成長用フードを与える点、与えすぎが成長を速め骨格の発達と両立しない点、遅い成長が好ましい点はMerck Veterinary Manual「Feeding Practices in Small Animals」、乾物3%超のカルシウム補給と骨軟骨症の報告は同「Nutritional Requirements of Small Animals」、カロリー管理と速すぎる成長、カルシウムの過不足、サプリを足さない点はVCA Animal Hospitalsの2つの解説、大型犬の子犬に与えうるフードの上限1.8%・それ以外2.5%・最低1.2%(いずれも乾物)と上限を下げた理由はAAFCOの栄養プロファイル改定案の資料(2014年)、カルシウムとサプリメントについての箇条書きは環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」のQ8によります(2026年9月確認)。

1日の回数と量の考え方

回数:小さいうちほど、数回に分ける

子犬は1回に食べられる量が少ないので、1日分を何回かに分けます。資料によって数字は少しずつ違いますが、方向は同じです。

出典子犬の回数の目安
環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」1回に食べられる量が少ないため、4回程度に分けて与える(成犬は2回)
Merck Veterinary Manual離乳から生後6か月は1日3回、6〜12か月は1日2回。小型犬の子犬は3回より多く必要なことがある
VCA Animal Hospitals決まった時間に計った量を、一般に1日2〜3回
ピュリナ プロプランの子犬用(公式サイト)生後3か月まで3〜4回(ふやかして)、3〜6か月は3回、6〜12か月は2回

超小型犬の子犬では、回数がとくに大切です。VCA Animal Hospitalsはトイ・プードルの解説で、とても小さな子犬は低血糖(ハイポグリセミア)を起こしやすいので、予防のために子犬のうちは頻繁に食事を与えるように、としています。回数の決め方は、迎えたときに動物病院で体格と体調を見てもらいながら相談すると安心です。

注意

子犬がぐったりする、ふらつく、震える、体が冷たい、けいれんする、といった様子があれば、低血糖などのおそれもあるので、様子を見ずにすぐ動物病院に連絡してください。迎えたばかりで環境が変わった直後や、下痢・嘔吐で食べられていないときは、とくに注意が必要です。

量:給与量表は「成犬時の体重」と「月齢」で読む

子犬用フードの給与量表は、今の体重ではなく「成犬時の体重(予想)」と「月齢」の組み合わせで書かれていることが多いものです。今回確認したピュリナとロイヤルカナンの子犬用は、いずれもこの形式でした。

たとえばニュートロの「シュプレモ 子犬用 トレイ」の公式サイトには、成犬時の体重5kgの子犬に、1日あたり生後2か月で300g、6か月で430gを2〜3回程度に分けて、という目安が書かれています。体が大きくなるにつれて1日の量が増えていくのが、子犬の給与量の特徴です。

予想体重がわからないときは、迎える前にブリーダーやショップに聞いておきます。環境省によれば、動物を販売する事業者は、購入者に対面で説明する18項目のなかに「性成熟時の標準体重、標準体長その他の体の大きさに係る情報」を含めることになっています。

計算で確かめたいときは、環境省のガイドラインにある式が使えます。犬の1日のカロリー必要量は、体重(kg)の0.75乗に、ステージごとの係数(離乳期274、成長中期200、成犬期132)をかけて求める、というものです。詳しい計算手順は、別の記事にまとめています。

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どの方法で出した量も、出発点にすぎません。VCAは、定期的な体重測定と体型の評価が、成長中の子犬を適切な速度で育てる実際的な方法だとしています。週に1回ほど体重を量り、あばら骨がうっすら触れるか、上から見て腰のくびれがあるかを確かめて、量を少しずつ増減します。増減の幅に迷うときは、動物病院で体型を見てもらいながら決めると安心です。おやつは1日のカロリーの10%以内が目安で(VCA)、そのぶん主食を減らします。

パッケージの表を見て「成犬時3kg」の欄で量っていたら、2か月で予想より体重が増えてしまいました。動物病院で体型を見てもらうと、骨格からするともう少し小柄に育ちそうだと言われ、量を少し減らしました。表は目安で、答え合わせは体重計と手ざわりだと実感しました。
トイ・プードルを迎えた飼い主

子犬の回数は環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」、Merck Veterinary Manual「Feeding Practices in Small Animals」、VCA Animal Hospitals「Feeding Growing Puppies」、ピュリナ プロプラン子犬用の公式製品ページ、とても小さな子犬が低血糖を起こしやすく頻繁な食事が予防になる点はVCA Animal Hospitals「Toy Poodle」、成犬時5kgの子犬の給与量はニュートロ公式製品ページ、18項目の標準体重は環境省「対面説明が必要な18項目」、カロリー必要量の係数は環境省のガイドライン、体重測定・体型評価とおやつ10%はVCAによります(2026年9月確認)。

成犬用への切り替え時期は、体格で違う

公的資料と獣医療の目安

子犬用をいつまで続けるかは、体の大きさで大きく変わります。小さい犬ほど早く成長を終え、大きい犬ほど長く成長期が続くからです。

体格環境省ガイドラインの「成長期」Merck Veterinary Manual(成長と骨格の成熟)VCA Animal Hospitals(成熟)
小型犬生後約50日から10か月程度8〜12か月で完了しうる10〜12か月
中型犬生後約50日から1年程度8〜12か月で完了しうる10〜12か月
大型犬生後約50日から1年半程度10〜16か月まで続くことがある最大18〜24か月
超大型犬生後約50日から2年程度10〜16か月まで続くことがある最大18〜24か月

Merck Veterinary Manualは、見た目の成長が止まったところまでではなく、骨格が成熟するまで成長用の総合栄養食を続けることが大切だ、としています。TuftsのLisa M. Freeman氏も、子犬には少なくとも1歳まで(超大型犬では18か月まで)子犬の特別な栄養要求を満たす食事が必要だ、と書いています。

メーカーの給与量表にも、切り替えの目安がある

実際の製品の給与量表を見ると、メーカーが想定する切り替え時期がわかります。

  • ロイヤルカナン「ミニ パピー」(生後10か月齢までの小型犬の子犬用):給与量表の11か月齢の欄に「ミニ アダルト」
  • ロイヤルカナン「マキシ パピー」(生後15か月齢までの大型犬の子犬用):給与量表の16か月齢の欄に「マキシ アダルト」
  • ピュリナ ワン「子犬の発育と健康ケア 1歳まで」:成犬時1〜3kgでは生後9〜11か月の欄から「成犬用製品に切り替え」、5〜25kgでは12〜24か月の欄で切り替え、35kg・45kgでは12〜24か月の欄にも給与量が載っている
  • ピュリナ プロプラン「子犬用 中型犬・大型犬」:成犬時10〜25kgの表で、12か月の欄に「成犬用に切り替え」

商品名が「1歳まで」でも、大型の子は1歳を過ぎても子犬用の欄が続く製品があります。年齢の数字だけで決めず、成犬時の体重の欄でも確かめてください。

ヒント

避妊・去勢手術の時期と、成犬用への切り替え時期が近くなる家庭も多いと思います。どちらも必要なエネルギーの見直しにかかわるので、手術の相談のときに、フードの切り替え時期と量もあわせて聞いておくと安心です。

切り替え方:1週間〜10日かけて混ぜていく

環境省のガイドラインは、ある年齢になったからといって急にその年齢用のフードに切り替えるのはあまり良いことではなく、状態を見ながら1週間くらいかけて新しいフードの割合を徐々に増やすように、としています。ピュリナ プロプランの子犬用の公式サイトでは7〜10日かけて、ピュリナ ワンでは1週間程度かけて切り替える方法が案内されています。

  1. 1

    切り替え前に、体重と便の状態を記録する

    今の体重、体型(あばら骨の触れ方、腰のくびれ)、便のかたさと回数を書き留めておきます。
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    新しいフードの1日量を確かめる

    子犬用と成犬用ではカロリーが違うことが多いので、同じグラム数のまま入れ替えないようにします。新しいフードの給与量表と代謝エネルギーを確認します。
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    少しずつ割合を増やす

    最初の数日は新しいフードを4分の1ほど混ぜ、様子を見ながら半分、4分の3と増やします。便がゆるくなったら、ひとつ前の割合に戻して日数をかけます。
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    2〜4週間後に答え合わせをする

    体重と体型、便、食欲、元気を切り替え前と比べ、1日量を調整します。

成長期の期間は環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」、骨格の成熟時期と骨格が成熟するまで成長用を続ける点はMerck Veterinary Manual「Feeding Practices in Small Animals」、成熟の時期はVCA Animal Hospitals「Feeding Growing Puppies」、少なくとも1歳まで(超大型犬は18か月まで)はTufts Petfoodology(Lisa M. Freeman氏、2021年)、各製品の切り替えの目安と切り替え日数は各メーカーの公式製品ページ、急に替えずに1週間くらいかける点は環境省のガイドラインによります(2026年9月確認)。

ドライかウェットか、粒の大きさ

環境省のガイドラインによれば、ドライタイプは水分10%程度またはそれ以下で、重量あたりの栄養価が高く長期保存に向いています。ウェットタイプは水分75%程度で、風味がよく食べやすいので犬が好む傾向があります。

子犬の主食は、量を管理しやすく保存もしやすいドライを中心にする家庭が多いと思います。ただしウェットにも総合栄養食の子犬用があり、食の細い子や、ドライに少しのせて香りを立たせたいときに使えます。気をつけたいのはカロリーで、今回比べた子犬用ウェット2点は100gあたり100〜110kcal、ドライは380〜414kcalでした。ウェットをトッピングにするなら、そのぶんドライを減らします。

月齢が低いうちは、ドライをふやかして与えることもあります。環境省は、離乳期用のフードが手に入らない場合、子犬用(成長期用)のフードをお湯やミルクでふやかして与えることも可能としています。ピュリナ プロプランの子犬用の公式サイトでは、離乳期には60℃までのぬるま湯でフード1に対して2の割合でふやかし、離乳後はふやかしてもそのままでも与えられる、と案内されています。ふやかしをやめる時期について、環境省はQ&Aで、生後約50〜60日ごろから普通食への切り替えを始め、歯が生えそろってきたらふやかす時間を少しずつ短くし、芯が残る程度のものから徐々に慣らしていく、としています(犬種や個体差があるとも添えています)。ふやかしたフードは傷みやすいので、食べ残しは長く置かずに片付けます。

粒の大きさは、成犬時の体格に合わせて選ぶのが基本です。小型犬の子犬向けの製品は、小さな口と顎で食べやすいよう粒を小さくしていると説明されているものが多くあります。反対に、大型犬の子犬に小粒を与えると、噛まずに丸のみしやすくなる子もいます。食べ方を観察して、合わなければ体格に合った粒のものを探してください。

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ドライとウェットの水分量と特徴、離乳期に子犬用フードをふやかして与えられる点と、普通食への切り替え時期・ふやかす時間の短くし方(Q7)は環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」、ふやかし方はピュリナ プロプラン子犬用の公式製品ページ、小粒の説明はニュートロ ナチュラル チョイス子犬用の公式製品ページによります。カロリーの幅は後の比較表の公式掲載値です(2026年9月確認)。

原材料と成分の表示の読み方

パッケージの裏面で見るところは、成長段階の欄のほかにもあります。公正競争規約で決まっているポイントを押さえると、宣伝の言葉に振り回されにくくなります。

  • 原材料名:添加物以外の原材料は、使用量の多い順に書かれる。そのあとに添加物が書かれ、酸化防止剤や保存料などは用途名も併記される
  • 「チキン」「ビーフ」などの名前:商品名や写真で特定の原材料をうたえるのは、その原材料を内容量の5%以上使っている場合に限られる
  • 成分:たんぱく質・脂質・粗繊維・灰分・水分を「以上」「以下」で表示する。「以上」は最低保証値なので、実際はそれより多いことがある
  • 給与方法:総合栄養食では、成長段階・体重・給与回数・給与量を書くことになっている
  • カロリー:日本の必要表示事項には含まれていない。WSAVAのガイドラインも、カロリー表示が義務なのは米国だけで、表示がなければメーカーに問い合わせるか成分から計算すべきだ、としている

WSAVAのガイドラインは、「ホリスティック」「プレミアム」のような規制のない言葉は、栄養を評価するうえでほとんど役に立たないとも書いています。原材料の一番目が肉かどうかより、まず総合栄養食の成長段階、次に体格に合っているか、給与量とカロリーが書かれているか、メーカーに問い合わせができるか、の順で見るほうが、子犬にとっては大事です。

子犬用フードを手に取ったら確かめること

  • 『総合栄養食』の表示があるか(一般食・栄養補完食・おやつではないか)
  • 成長段階が『幼犬期/成長期(グロース)』か『全成長段階(オールステージ)』か
  • 大型犬になる子なら、大型犬の子犬用か、大型犬の成長期に使えるとメーカーが示しているか
  • 給与量表に、その子の成犬時の予想体重と月齢の欄があるか
  • 代謝エネルギー(kcal/100g)がわかるか(なければ公式サイトか窓口で確かめる)
  • 粒の大きさが、その子の口に合いそうか
  • 賞味期限と、食べきれる袋の大きさか
  • メーカーの問い合わせ先が書かれているか

原材料名の順序と添加物の用途名、5%ルール、成分表示は、ペットフード公正取引協議会「公正競争規約に基づく必要表示事項及び表示制限について」、総合栄養食の給与方法の記載事項は公正競争規約施行規則、カロリー表示と規制のない言葉についてはWSAVA「Guidelines on Selecting Pet Foods」によります(2026年9月確認)。

ブリーダー・ペットショップで食べていたフードからの移し方

迎える前に聞いておくこと

子犬を迎えるとき、最初に用意したいのは、それまで食べていたのと同じフードです。環境が大きく変わるうえに、食べ物まで急に変わると、おなかの調子を崩しやすくなります。

環境省によれば、動物を販売する事業者が購入者に対面で説明する18項目には、「適切な給餌及び給水の方法」が含まれています。迎える前に、次のことを聞いてメモしておくと、最初の数週間がぐっと楽になります。

  • フードの商品名(子犬用のどれか、ドライかウェットか)
  • 1回の量と1日の回数、与えている時間
  • ふやかしているか、ふやかしているなら水の量と時間
  • おやつやトッピング、ミルクを与えているか
  • 成犬時の予想体重

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迎えてからの流れ

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    最初の1〜2週間は、同じフードを同じやり方で

    量・回数・ふやかし方も、聞いたとおりに続けます。新しい環境に慣れることを優先します。
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    動物病院で健康チェックを受け、フードの相談もする

    迎えて早めの受診のときに、今のフードの名前と量を伝え、体型や成長の具合を見てもらいます。フードを変えたい場合は、このときに相談しておくと安心です。
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    変えるなら、1週間〜10日かけて混ぜていく

    便の状態を見ながら、新しいフードの割合を少しずつ増やします。ふやかしている場合は、ふやかしたまま切り替え、慣れてから少しずつ水を減らします。
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    急がない

    同じフードで元気に育っているなら、無理に変える必要はありません。切り替えは、子犬用のなかで銘柄を変えるときも、成犬用へ移るときも同じ手順です。

注意

迎えた直後の子犬は、環境の変化で下痢をすることがあります。ただ、子犬は体が小さく、脱水や低血糖に早く傾きます。下痢や嘔吐が続く、半日以上ほとんど食べない、元気がない、便に血が混じる、といった場合は、フードのせいと決めつけずに動物病院を受診してください。

販売時の対面説明の項目は環境省「対面説明が必要な18項目」、切り替えの日数は環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」と各メーカーの公式製品ページによります。迎えた後の手順は、これらをふまえた編集部の整理です(2026年9月確認)。

手作りやサプリの追加に、慎重であるべき理由

子犬のために何かしてあげたくて、手作りのトッピングやサプリを足したくなる気持ちはよくわかります。けれど成長期は、栄養の過不足の影響がいちばん出やすい時期です。

Tuftsの獣医栄養学の専門医Cailin R. Heinze氏は、飼い主が自分で考えたり、雑誌や本、インターネットで見つけたりした手作り食のレシピの大多数は、1つ以上の必須栄養素が不足していることが研究で示されている、と書いています。同氏のチームがレシピを提供した飼い主への調査では、80%を超える人が相談なくレシピを変えていて、その多くは栄養の過不足につながりうるものでした。そのうえで、手作り食は成長期の子犬や子猫、妊娠・授乳中の動物には与えるべきではない、と結論し、栄養不足のために骨折やけいれんで救急に運ばれてくる子犬がいることにも触れています。

サプリについては、先に挙げたとおり、環境省のガイドラインが、ビタミンやミネラルは健康で何の問題もなければサプリメントは特に必要なく、バランスのとれたフードで十分と思われる、必要な場合は獣医師に相談のうえで、としています。Merck Veterinary Manualも、成長期・繁殖期用の総合栄養食に含まれる量を超えるカルシウム、リン、ビタミンDの補給はほとんど必要なく、禁忌となることもある、と書いています。

メモ

トッピングやおやつを使うなら、1日のカロリーの10%以内にとどめ、そのぶん主食を減らすのが目安です。総合栄養食の栄養バランスは、主食として十分な量を食べてはじめて成り立ちます。人の食べ物には、犬にとって危険なものもあります。

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手作り食のレシピの大多数が栄養素不足であること、80%超がレシピを変えていたこと、成長期の子犬には与えるべきではないこと、栄養不足で骨折やけいれんを起こした子犬の例はTufts Petfoodology(Cailin R. Heinze氏、2016年)、サプリメントについては環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」のQ8、カルシウム・リン・ビタミンDの補給はMerck Veterinary Manual「Feeding Practices in Small Animals」、おやつ10%はVCA Animal Hospitals「Feeding Growing Puppies」によります(2026年9月確認)。

子犬用の総合栄養食8点の表示を比べる

楽天市場やYahoo!ショッピングで見つけやすい主要ブランドの子犬用から、タイプ別に8点を選び、各メーカーの公式サイトに掲載されている表示を並べました(2026年9月確認)。価格は販売店や時期で変わるため載せていません。製品はリニューアルで成分が変わることがあるので、購入時はパッケージの表示を確認してください。

ドライフード6点

タイプ製品公式サイトの対象・表示代謝エネルギー(100gあたり)たんぱく質/脂質/粗繊維/水分(保証成分)カルシウム(公式掲載値)公式の切り替え目安
小型犬の子犬向けロイヤルカナン ミニ パピー生後10か月齢までの小型犬の子犬用・犬用総合栄養食408kcal28.5%以上/18.0%以上/2.4%以下/10.5%以下1.3%11か月齢で「ミニ アダルト」
小型犬の子犬向けニュートロ ナチュラル チョイス 子犬用 超小型犬〜中型犬用 チキン&玄米幼犬期/妊娠期/授乳期用総合栄養食(分析試験)380kcal28.0%以上/18.0%以上/4.0%以下/10.0%以下1.2%以上記載なし
大型犬の子犬向けロイヤルカナン マキシ パピー生後15か月齢までの大型犬の子犬用・犬用総合栄養食380kcal28.0%以上/14.0%以上/3.5%以下/10.5%以下1.4%(乾物換算で約1.56%)16か月齢で「マキシ アダルト」
中型犬・大型犬の子犬向けピュリナ プロプラン 子犬用(1歳まで) 中型犬・大型犬 チキン子犬用・総合栄養食(分析試験)約385kcal29%以上/18%以上/3%以下/11%以下1%以上成犬時10〜25kgで12か月
全犬種向けピュリナ ワン ドッグ ほぐし粒入り 子犬の発育と健康ケア 1歳まで チキン子犬・全犬種・総合栄養食約414kcal28%以上/17%以上/3%以下/12%以下1.1%成犬時の体重により9〜24か月
全犬種向けニュートロ シュプレモ 子犬用 小粒全犬種用・子犬用、幼犬期/成長期/妊娠期/授乳期用総合栄養食(分析試験)380kcal30.0%以上/19.0%以上/4.0%以下/10.0%以下1.5%以上記載なし

ウェットフード2点

製品公式サイトの対象・表示代謝エネルギー(100gあたり)たんぱく質/脂質/粗繊維/水分(保証成分)容量
ロイヤルカナン ミニ パピー ウェット小型犬の成長期用(給与量表は成犬時2〜10kg)・犬用総合栄養食100kcal6.0%以上/4.0%以上/2.0%以下/82.2%以下パウチ85g
ニュートロ シュプレモ 子犬用 トレイ全犬種用・子犬用・総合栄養食(分析試験)110kcal7.0%以上/5.5%以上/0.7%以下/81.0%以下トレイ100g

表から読み取れることを挙げます。

  • ドライの代謝エネルギーは380〜414kcalで、同じ「子犬用」でも約9%の差があります。1日450kcalを与えるなら、380kcalのフードで約118g、414kcalのフードで約109gです。フードを替えるときは、グラム数ではなくカロリーで合わせてください。
  • カルシウムの表示の仕方は製品ごとに違い、「以上」の最低値だけのもの、単に数値だけのものがあります。大型犬の子犬に使う場合は、上限を含めて大型犬の成長期に合っているかをメーカーに確かめるのが確実です。ロイヤルカナン マキシ パピーの1.4%を水分の上限10.5%で乾物に換算すると約1.56%で、AAFCOの大型犬の成長期の上限1.8%を下回ります(掲載値からの概算です)。
  • 「全犬種用」の製品でも、粒の説明はさまざまです。ニュートロ シュプレモ 子犬用 小粒は全犬種用ですが、公式サイトでは超小型犬〜小型犬の子犬に適したふやけやすい小粒タイプと説明されています。

各製品の対象・表示・代謝エネルギー・成分値・切り替えの目安は、ロイヤルカナン ジャポン、ネスレ日本(ピュリナ)、マース ジャパン(ニュートロ)の公式製品ページの掲載値によります(ロイヤルカナンの製品ページは公式サイトで確認)。乾物換算と1日量の例は、編集部が公式掲載値から計算した概算です(乾物換算=掲載値÷(1-水分の上限)、1日量=450kcal÷代謝エネルギー×100)。AAFCOの上限はAAFCOの栄養プロファイル改定案の資料(2014年)によります(2026年9月確認)。

製品ごとの見どころ

表の8点について、どんな子の候補になりうるか、選ぶときに確かめたい点をまとめます。特定の製品をすすめるものではなく、効果を保証するものでもありません。その子の体格、成長の具合、体質によって合う合わないがあります。

小型犬の子犬向け

ロイヤルカナン ミニ パピー

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ロイヤルカナン ミニ パピー

生後10か月齢までの小型犬の子犬用ドライです。公式サイトでは代謝エネルギーが100gあたり408kcalで、今回のドライのなかでは高めの値。保証分析値はたんぱく質28.5%以上・脂質18.0%以上・粗繊維2.4%以下・水分10.5%以下、カルシウムは1.3%と掲載されています。給与量表は成犬時体重2kg・5kg・7kg・10kgの区分で、11か月齢の欄で同じシリーズの成犬用「ミニ アダルト」に移る設計です。内容量は800g・2kg・8kgがあり、同じシリーズの子犬用ウェットと組み合わせた給与量も案内されています。1回に食べられる量が少ない小さな子の候補になりますが、エネルギー密度が高いぶん、体重が増えすぎていないかはこまめに確かめてください。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

ニュートロ ナチュラル チョイス 子犬用 超小型犬~中型犬用 チキン&玄米

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ニュートロ ナチュラル チョイス 子犬用 超小型犬~中型犬用 チキン&玄米

超小型犬から中型犬の子犬向けのドライで、公式サイトの注意事項には「幼犬期/妊娠期/授乳期用総合栄養食」と、協議会の分析試験で基準を満たすことが証明されている旨が書かれています。保証成分値はたんぱく質28.0%以上・脂質18.0%以上・粗繊維4.0%以下・水分10.0%以下、代謝エネルギーは380kcal/100g、カルシウムは1.2%以上。原材料の最初はチキン(肉)です。子犬の小さい口と顎でも食べられるよう粒を小さくし、芯までふやけやすい粒設計と説明されているので、ふやかしから始めたい子の候補になります。内容量は1kg・3kg・6kgです。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

中型犬・大型犬の子犬向け

ロイヤルカナン マキシ パピー

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ロイヤルカナン マキシ パピー

生後15か月齢までの大型犬の子犬用ドライで、給与量表は成犬時体重26kg・30kg・40kg・44kgの区分です。公式サイトでは代謝エネルギー380kcal/100g、保証分析値はたんぱく質28.0%以上・脂質14.0%以上・粗繊維3.5%以下・水分10.5%以下、カルシウム1.4%・リン1.05%。今回のドライのなかで脂質がいちばん低い製品です。16か月齢の欄で同じシリーズの成犬用「マキシ アダルト」に移る設計で、「1歳で成犬用」より長く子犬用を続ける前提になっています。内容量は4kg・10kg・15kg。成犬時に26kgを超えそうな子の候補ですが、成長の速さには個体差があるので、体型を見ながら量を調整してください。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

ピュリナ プロプラン 子犬用(1歳まで) 中型犬・大型犬 チキン

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ピュリナ プロプラン 子犬用(1歳まで) 中型犬・大型犬 チキン

中型犬・大型犬の子犬向けのドライで、公式サイトでは協議会の分析試験の結果、総合栄養食であることが証明されている旨と、AAFCOの栄養基準を満たしている旨が書かれています。保証成分はたんぱく質29%以上・脂質18%以上・粗繊維3%以下・水分11%以下、代謝エネルギーは約385kcal/100g、カルシウムは1%以上。給与量表は成犬時10kg・15kg・20kg・25kgの区分で、生後3〜5週はぬるま湯でふやかして与える方法から、12か月で成犬用に切り替えるまでが示されています。1日の回数も月齢ごとに案内されています。表が25kgまでなので、それより大きくなりそうな子は、大型犬の成長期に合うかをメーカーに確かめてから選んでください。内容量は3kgです。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

全犬種向け

ピュリナ ワン ドッグ ほぐし粒入り 子犬の発育と健康ケア 1歳まで チキン

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ピュリナ ワン ドッグ ほぐし粒入り 子犬の発育と健康ケア 1歳まで チキン

全犬種の子犬向けの総合栄養食で、公式サイトの保証成分はたんぱく質28%以上・脂質17%以上・粗繊維3%以下・水分12%以下、代謝エネルギーは約414kcal/100gと今回のドライで最も高い値です。カルシウムは1.1%。給与量表は成犬時1kgから45kg以上までと幅広く、月齢ごとの回数(1.5〜3か月で3〜4回、4〜5か月で3回、6か月以降は2回)も書かれています。成犬時1〜3kgでは生後9〜11か月の欄から成犬用へ、35kg・45kgでは24か月までの欄に給与量が載っていて、体格による切り替え時期の違いがよくわかる表です。1週間程度かけて切り替える方法も案内されています。内容量は2.1kgです。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

ニュートロ シュプレモ 子犬用 小粒

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ニュートロ シュプレモ 子犬用 小粒

全犬種用の子犬向けドライで、公式サイトの注意事項には「幼犬期/成長期/妊娠期/授乳期用総合栄養食」と書かれています。保証成分値はたんぱく質30.0%以上・脂質19.0%以上・粗繊維4.0%以下・水分10.0%以下、代謝エネルギーは380kcal/100g、カルシウムは1.5%以上。粒については、超小型犬〜小型犬の子犬に適したふやけやすい小粒タイプと説明されています。全犬種用とはいえ、カルシウムは最低値のみの掲載なので、大型犬の子犬に使う場合は上限をメーカーに確かめてください。内容量は1kg・3kg・6kgです。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

ウェット

ロイヤルカナン ミニ パピー ウェット

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ロイヤルカナン ミニ パピー ウェット

小型犬の子犬向けのウェットで、1袋85g。公式サイトでは代謝エネルギー100kcal/100g(1袋あたり約85kcal)、保証分析値はたんぱく質6.0%以上・脂質4.0%以上・粗繊維2.0%以下・水分82.2%以下です。パウチだけで与える場合と、同じシリーズのドライ「ミニ パピー」と併用する場合の給与量が、成犬時体重と月齢ごとに案内されています。ドライの食いつきが落ちたときや、香りでごはんに誘いたいときの候補になります。トッピングにするなら、併用の表に沿ってドライを減らしてください。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

ニュートロ シュプレモ 子犬用 トレイ

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ニュートロ シュプレモ 子犬用 トレイ

全犬種用の子犬向けウェットで、1トレイ100g。公式サイトでは協議会の分析試験の結果、総合栄養食であることが証明されている旨が書かれ、ウェットのみでもドライと混ぜても与えられると説明されています。代謝エネルギーは110kcal/100g、保証成分値はたんぱく質7.0%以上・脂質5.5%以上・粗繊維0.7%以下・水分81.0%以下。成犬時5kgの子犬で1日あたり生後2か月300g、6か月430gを2〜3回程度に分けて、という目安が示されています。ウェットだけで育てると量が多くなるので、ドライとの併用が現実的な家庭が多いと思います。開封後は冷蔵保管し、なるべく早く使い切るよう案内されています。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

最初は「子犬用」と書いてあればどれでもいいと思っていました。動物病院で、成犬で30kgくらいになりそうだから大型犬の子犬用にして、太らせないようにと言われ、給与量表を成犬時の体重の欄で読むようになりました。1歳を過ぎても子犬用の欄が続いていることに、そこで初めて気づきました。
ラブラドール・レトリーバーを迎えた飼い主

よくある質問

「全成長段階(オールステージ)」のフードを子犬に与えても大丈夫ですか。
総合栄養食で全成長段階と表示されていれば、子犬に与えることができます。ペットフード公正取引協議会の説明では、全成長段階は哺乳期以外の4段階すべてを満たすものです。ただし大型犬になる子の場合、日本の表示では大型犬の成長期に合っているかが読み取れないことがあるので、給与量表に大型犬の体重が載っているか、メーカーに確かめてください。成犬になってからも続ける場合は、WSAVAのガイドラインのとおり成長と繁殖の基準で作られていることを念頭に、体重の増えすぎに気をつけてください。
子犬に成犬用のフードを与えてはいけないのですか。
環境省のガイドラインは、幼犬は成犬に比べて体重あたりの食餌エネルギーを何倍も必要とするため、成犬用のフードを幼犬に与えると栄養不足になる、としています。成長段階の欄が『成犬期/維持期』のフードは、子犬の主食には向きません。多頭飼いでは、子犬はケージの中で食べさせる、時間をずらすといった工夫で、互いのフードを食べないようにします。
小型犬用の子犬フードを、大型犬の子犬に与えてもいいですか。
おすすめしません。環境省のガイドラインは、カルシウムが多めに含まれる小型犬用のフードを大型犬には与えないように、としています。AAFCOの基準でも、大型犬の成長期向けのフードはカルシウムの上限が低く設定されています。成犬時に大きくなりそうな子は、大型犬の子犬用を選んでください。
子犬用はいつまで続ければいいですか。
体格で違います。環境省のガイドラインは成長期を、小型犬で生後10か月程度、中型犬で1年程度、大型犬で1年半程度、超大型犬で2年程度までとしています。Merck Veterinary Manualは、見た目の成長が止まるまでではなく骨格が成熟するまで成長用を続けることが大切だとしています。製品の給与量表にも切り替えの目安が書かれていることが多いので、成犬時の体重の欄で確かめてください。
大型犬の子犬なので、骨のためにカルシウムを足したほうがいいですか。
足さないでください。環境省のガイドラインは、フードに適切な量のカルシウムが含まれている場合、サプリメントを足すと過剰になり、股異形成や骨軟骨症などの発育期の整形外科疾患につながることがある、特に成長期の大型犬では骨格異常を起こすこともある、としています。必要なカルシウムは大型犬用の総合栄養食で足りるようになっています。気になることがあれば、かかりつけの獣医師に相談してください。
ドライフードはいつまでふやかせばいいですか。
環境省のガイドラインは、犬種や個体差があるとしたうえで、生後約50〜60日ごろから普通食への切り替えを始め、歯が生えそろってきたらふやかす時間を少しずつ短くして、芯が残る程度のものから徐々に固形に慣らしていく、としています。メーカーによっては、離乳後はふやかしてもそのままでも与えられると案内しています。月齢だけで決めず、歯の生え方や食べ方、便の様子を見ながら進めてください。ブリーダーやショップでふやかしていた場合は、最初は同じやり方を続け、健康チェックのときに動物病院で相談すると安心です。
迎えた子犬がフードを食べません。どうすればいいですか。
迎えた直後は、緊張や環境の変化で食べる量が落ちることがあります。まずはそれまでと同じフードを同じやり方で用意し、静かな場所で与えてみてください。ただし、とても小さな子犬は低血糖を起こしやすいとされており、半日以上ほとんど食べない、ぐったりする、ふらつく、体が冷たい、下痢や嘔吐が続く、といった場合は様子を見ずに動物病院に連絡してください。
手作りごはんで育ててもいいですか。
成長期は特に慎重に考えてください。Tuftsの獣医栄養学の専門医は、飼い主が作る手作り食のレシピの大多数は必須栄養素が不足しており、成長期の子犬には手作り食を与えるべきではない、としています。どうしても取り入れたい場合は、獣医栄養学の専門家が作ったレシピを、変えずにそのとおり作ることが前提になります。まずは動物病院で相談してください。

まとめ

子犬のフード選びは、商品名より裏面の表示から始まります。「総合栄養食」であること、成長段階が「幼犬期/成長期」か「全成長段階」であること。ここまでは、どの子にも共通です。

そのうえで、選ぶ順番は次のようになります。

  1. 成犬時の予想体重を確かめる。迎える前にブリーダーやショップに聞き、フードの銘柄・量・回数・ふやかし方もあわせてメモする
  2. 大型犬になりそうな子は、大型犬の子犬用を選ぶか、大型犬の成長期に使えるかをメーカーに確かめる。カルシウム剤は足さず、太らせない
  3. 給与量表は「成犬時の体重」と「月齢」で読み、1日分を、月齢が低いうちは3〜4回ほどに分け、成長に合わせて2回へと減らしていく。量は週に1回の体重測定と体型で答え合わせをする
  4. 迎えた直後は同じフードを続け、変えるなら1週間〜10日かけて混ぜていく
  5. 成犬用への切り替えは、小型犬で生後10か月〜1年ごろ、大型犬では1年半前後までを目安に、給与量表と体型を見て決める

子犬の時期は、毎週のように体が変わっていきます。フードも量も、一度決めて終わりではありません。ぐったりする、食べない、吐く・下痢が続く、といった変化があれば、フードを替える前に動物病院で相談してください。

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出典・参考

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