犬用首輪(カラー)の選び方|タイプ別比較とサイズの測り方、鑑札・注射済票の付け方まで
対象の目安: 全ライフステージ

首輪は、犬グッズのなかでいちばん長い時間、犬の体に触れているものです。散歩の道具であると同時に、日本では鑑札と注射済票を着けておく「法律上の器」でもあり、迷子になったときに外から見てわかる身元情報でもあります。それなのに、いざ選ぶとなると「かわいいから」「なんとなくこの幅」で決めてしまいがちなアイテムでもあります。この記事では首輪そのものの選び方に絞って、タイプ別の違い、サイズの合わせ方、装着物の扱い、日々の点検までを整理します。
首輪とハーネスの使い分けは「どちらか一方」ではない
首輪は首に、ハーネスは胸や胴に力がかかります。引っ張る力が首に集中しやすい首輪に対し、ハーネスは胴全体で受け止めるため、気管に不安のある子や短頭種ではハーネスがすすめられることが多くなります。ただしこれは二択ではありません。鑑札や迷子札を着けておく場所としては首輪が扱いやすいので、身元表示は首輪、引き綱はハーネスという併用をしている家庭も少なくありません。ハーネスだけで暮らす場合も装着義務はなくならないため、着ける場所は確保しておく必要があります。
ヒント
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タイプ別に比較する
首輪は留め具の構造でおおまかに分かれます。それぞれ得意な場面が違うので、まずは全体像を表で確認してください。
| タイプ | 仕組み | 得意な場面 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|---|
| ベルト(バックル)式 | ベルトの穴にピンを通し、穴の位置でサイズを決める | 外れにくく耐久性が高い。引っ張る力の強い子や活動的な子 | 着脱にひと手間かかる。穴の間隔でしかサイズを刻めず、子犬には向きにくいとされる |
| プラスチックバックル(ワンタッチ)式 | 差し込み式のバックルを留め、テープでサイズを微調整 | 着脱が速い。室内犬、着け外しが多い家庭、成長中の子犬 | プラスチック部分は日光や摩擦で劣化し割れることがある |
| ハーフチョーク(マーチンゲール) | 引くとループが縮むが、縮み幅に上限がある | 頭が小さく首が細い体型、後ろに下がって抜けやすい子 | 力がかかり続けると首に負担。留守番中の着けっぱなしには向かない |
| セーフティ(安全パーツ付き) | 一定以上の力がかかるとバックルが外れる | 引っかかり事故が心配な場面、犬同士の遊び、室内での常用 | 外れる前提のため、リードをつなぐ用途には基本的に向かない |
ベルト(バックル)式とワンタッチ式
ベルト式は金具のバックルにベルトを通し、穴でサイズを決めるタイプです。構造が単純で強度を出しやすく外れにくいのが利点で、活動的な子や引っ張る力が強い子に向くとされています。一方で着脱にひと手間かかり、成長で首まわりが変わりやすい子犬には向きにくい面もあります。
プラスチックバックルのワンタッチ式は、差し込み式のバックルで留め、テープをずらしてサイズを微調整します。片手でも着脱しやすく、首まわりが変わる成長期にも合わせやすいのが利点です。注意したいのはプラスチック部分の劣化で、日光の熱や摩擦で耐久性が落ち割れやすくなることが指摘されています。留め具のツメの欠けや縫い目のほつれは定期的に見ておきたいところです。
ベルトタイプが穴でサイズ調整する構造で活動的な犬に向き、外れにくく耐久性が高い一方で子犬には向きにくいこと、ワンタッチのバックルタイプが着脱しやすく室内犬に適することは、マイベスト「犬用首輪のおすすめ人気ランキング」(獣医師・ドッグトレーナーの石井香絵氏監修)によります。プラスチック製首輪が日光の熱や摩擦で耐久性が低下し割れやすくなることは、わんちゃんホンポ「犬の首輪が外れる主な原因と簡単にできる予防法」によります(2026年8月確認)。
ハーフチョーク(マーチンゲール)
引っ張るとループが縮む構造ですが、縮み方に上限が設けられているのが特徴です。リミテッドスリップカラーとも呼ばれ、首まわりのサイズより小さくならないところで止まるため、際限なく締まり続けるチョークチェーンとは構造が異なります。
頭が小さく首が細い体型の犬、たとえばグレーハウンドやウィペットのようなサイトハウンド系、そして後ろに下がって首輪から抜けてしまう子に向くタイプで、「首輪から抜けてしまう犬にとって、もっとも人道的な首輪の選択肢」と位置づけている団体もあります。
ただし万能ではありません。常に引っ張られて締まった状態が続けば気管を痛める可能性が指摘されており、強く引く子には別の対策が必要です。また、引くと縮むという構造上、犬がひとりでいるときに着けたままにするのは安全面のリスクがあるとされ、散歩が終わったら外すことがすすめられています。
マーチンゲールがリミテッドスリップカラーとも呼ばれ、頭が細い犬種(グレーハウンド、ウィペット)や首輪から抜ける犬向けで、締まる範囲が首のサイズで止まること、「首輪から抜けてしまう犬にとってもっとも人道的な首輪の選択肢」とされていることは、Humane World for Animals「Which type of dog collar is best for your dog?」によります。締まる幅が数インチに限られること、引っ張られ続けると気管を傷める恐れがあること、ひとりにするときは着けたままにせず散歩後は外すことがすすめられることは、Whole Dog Journalによります(2026年8月確認)。
セーフティ(安全パーツ付き)
一定以上の力がかかるとバックルが外れる仕組みを持った首輪です。フェンスやクレート、家具、扉の取っ手など思いがけない場所に首輪が引っかかる事故への対策として案内されています。ただし外れる前提の構造なので、リードをつないで引く用途には基本的に向きません。散歩は別の首輪やハーネスで、家のなかでの常用はセーフティタイプで、という使い分けの考え方です。
素材で選ぶ
留め具のタイプが決まったら、次は素材です。同じ形でも、素材が変わると重さ・お手入れ・皮膚への当たりがかなり変わります。
| 素材 | 長所 | 短所 | 向いている子 |
|---|---|---|---|
| ナイロン・ポリエステルなどの布系 | 軽い、色柄が豊富、洗っても乾きやすい | 強度や耐摩耗性が製品差で大きい。静電気が起きやすいとされる | 子犬、小型犬、水遊びや雨の日が多い子 |
| 本革(一枚革) | 強度と耐摩耗性に優れる。使い込むと柔らかくなり首になじむ | 水に弱く手入れが要る。重くなりやすい | 中型〜大型犬、長く1本を使いたい家庭 |
| 合成皮革 | 水や汚れに強く、拭くだけで手入れできる | 本革より劣化しやすいとされる | 汚れやすい環境、手入れの手間を減らしたい家庭 |
ナイロン製が軽量だが静電気が発生しやすい、本革が水に弱くメンテナンスが必要、合皮が水に強いが劣化しやすいという整理はAll About「犬の首輪の選び方」(ガイドの川崎恵氏)、ナイロン/ポリエステルが洗っても乾きやすい・本革が使い込むと柔らかくなり首に負担がかかりにくい・合皮が拭き取るだけで手入れできる点はマイベスト(石井香絵氏監修)、ナイロン・合成皮革製は強度と耐摩耗性にやや欠ける場合があり対応体重の表示確認が必要・一枚革は強度と耐摩耗性に優れる点はDCM「犬具の選び方」によります(2026年8月確認)。
幅と形状の考え方
幅は「体格に対して細すぎない」ことが基本です。細い首輪は同じ力でも首の一点に圧力が集中しやすく、逆に幅が広すぎると動きを妨げたり、あごの下でよれたりします。中型〜大型犬ほど広め、小型犬は軽さ優先、というのがおおまかな考え方になります。
長毛の子は形状にも注意が必要です。長毛犬に平首輪(平たいベルト状の首輪)を使うと毛が逆立ち、毛切れを起こす場合があるとされ、丸型か半丸首輪、または平首輪でも幅の細いものを選ぶよう案内されています。ただし丸型は平型より強度が弱くなりやすいため、対応体重の表示を必ず確認してください。
長毛犬に平首輪を使うと毛が逆立ち毛切れを起こす場合があるため丸型・半丸首輪または幅の細い平首輪を選ぶこと、丸型は強度が弱いため体重制限を確認すべきことは、DCM「犬具の選び方」によります(2026年8月確認)。
痛みで抑える器具についての編集方針
チョークチェーン(フルチョーク)、プロングカラー(内側に金属の突起があるもの)、電気ショックカラーは、当編集部では選択肢としておすすめしません。好みの問題ではなく、獣医行動学の専門学会が明確な立場を示しているためです。
アメリカ獣医行動学会(AVSAB)は「人道的な犬のトレーニング」に関するポジションステートメントで、現在の科学的根拠にもとづき、行動の問題への対応を含むすべての犬のトレーニングにおいて報酬ベースの方法のみを用いることを推奨しています。同学会はさらにサイト上の補足で、嫌悪的手法(電気首輪、プロングカラー、チョークチェーン、リードによる矯正、その他の身体的・心理的な罰を含むがこれに限らない)はいかなる状況でも使用すべきではないと明示しています。嫌悪的手法には恐怖・不安・回避・学習性無力感・恐怖に由来する攻撃性・トレーニング中のストレス関連行動の増加・飼い主との関係悪化といったリスクがあり、報酬ベースの方法より効果的だという根拠はないと整理されています。
身体面のリスクも具体的です。チョークチェーンについては、気管と食道の損傷、目の血管の損傷、頸部の捻挫、神経損傷、失神、一時的な麻痺、さらには死に至る例まで報告されているとされます。日本語の記事でも、プロングカラーは首まわりの皮膚や神経を損傷する恐れ、チョークチェーンは素人が使うと気管や喉を損傷したり呼吸困難に陥ったりする危険、ショックカラーはパニックや恐怖からの攻撃性につながる可能性が指摘されています。
注意
報酬ベースの方法のみを推奨する立場、および嫌悪的手法(電気首輪・プロングカラー・チョークチェーン・リードによる矯正等)をいかなる状況でも使用すべきでないとする記述は、AVSAB「Humane Dog Training Position Statement」(前者は2021年のPDF、後者は同学会サイトのポジションステートメント一覧の記載)によります。チョークチェーンによる気管・食道の損傷、目の血管の損傷、頸部捻挫、神経損傷、失神、一時的麻痺、死亡といったリスクの列挙はHumane World for Animals、各器具のリスクの日本語での整理はわんちゃんホンポ「犬にとって『危険な首輪』5選」によります(2026年8月確認)。
サイズの測り方と、ゆとりの目安
首輪選びでいちばん失敗が多いのがサイズです。手順にすると次のようになります。
- 1
測る場所を決める
お座りの体勢にして、耳の付け根から指2本分ほど後ろの、首の太い部分を測ります。 - 2
毛をかき分けて実寸を測る
長毛種は毛の上から測ると実際より太く出るため、毛をかき分けて皮膚に近いところで測ります。 - 3
ゆとりを足す
実寸に1〜3cmほど足した長さが目安。装着時に首と首輪のあいだへ指が1〜2本すっと入る状態を目指します。 - 4
装着して抜けないか確かめる
留めたあと首輪を前方(頭のほう)へ引き、頭からするりと抜けないかを確認します。抜けそうなら1段階きつくします。 - 5
定期的に測り直す
子犬は成長で、成犬でも体重の増減や換毛で変わります。少なくとも月に一度は緩みを確認してください。
「指が入る」の基準は情報源によって1本と2本の両方が示されています。要は、するりと抜けない範囲でいちばんゆるいところ、と考えるとぶれません。指を入れて突っかかるならきつすぎ、手のひらが入るようならゆるすぎです。
お座りの体勢で耳の付け根から指2本分うしろの首の太い部分で測ること、実寸に1〜1.5cmをプラスして装着時に指1本くらいの緩みにすることはAll About(ガイドの川崎恵氏)によります。首周りを指2本分の余裕を持たせて測る、毛の長い犬種は毛をかき分けてから測るという案内はマイベスト(石井香絵氏監修)によります。首周りの実寸プラス1〜3cmを目安に指が1〜2本入る余裕をとること、成長期の子犬には調整可能なバックルタイプがすすめられることはみんなのブリーダーによります(2026年8月確認)。
抜けやすい体型・犬種
顔が小さく首まわりの毛が多い犬種は首輪が抜けやすい傾向があるとされ、例として柴犬やコーギーが挙げられています。厚い毛が首輪のすべりを助長するという説明です。首より頭のほうが細いサイトハウンド系も、後ろへ下がると抜けやすい体型です。こうした子には抜け対策として作られたハーフチョーク(マーチンゲール)が現実的な選択肢になりますが、あくまで散歩中の対策で、留守番中に着けたままにする用途には向きません。
なお、首輪が外れる原因としてもっとも多いのは「窮屈そうに見えて緩く着けてしまう」ことだと指摘されています。飼い主のやさしさが、そのまま脱走リスクになってしまう典型です。
注意
顔が小さく首まわりの毛が多い犬種(柴犬やコーギーなど)は首輪が抜けやすい傾向があること、厚い毛が首輪のすべりを助長すること、外れる原因として飼い主が窮屈そうに感じて緩く付けることが最多とされること、首と首輪のあいだに指が2本入るほどの隙間を基準とすることは、わんちゃんホンポ「犬の首輪が外れる主な原因と簡単にできる予防法」によります(2026年8月確認)。
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子犬の首輪
子犬は成長で首まわりが変わるため、調整幅の広いものを選びます。目安として生後3か月ごろ、お迎えから1週間ほど経って生活に慣れてから着け始め、散歩デビュー前に慣らしておくとよいと案内されています。着けはじめは、見せておやつ、触れておやつ、短時間着けておやつ、と段階を踏むと嫌がりにくくなります。
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鑑札と注射済票は「着けておく」ことまでが義務
ここは首輪選びの前提として必ず押さえておきたい部分です。日本では狂犬病予防法によって、犬の登録と予防注射だけでなく、交付された鑑札・注射済票を犬に着けておくことまでが飼い主の義務とされています。
- 犬の所有者は、犬を取得した日(生後90日以内の犬を取得した場合は、生後90日を経過した日)から30日以内に市町村長へ登録を申請しなければならない。市町村長は犬の鑑札を交付し、所有者はその鑑札を犬に着けておかなければならない(第4条)。
- 犬の所有者は狂犬病の予防注射を毎年1回受けさせなければならない。市町村長は注射済票を交付し、所有者はその注射済票を犬に着けておかなければならない(第5条)。
- これらに違反した者は、20万円以下の罰金に処せられる(第27条)。
装着場所については、狂犬病予防法施行規則が鑑札・注射済票ともに「耐久性のある材料で造られ、首輪、胴輪その他その犬が着用するものに付着させることができるもの」と定めています(注射済票は鑑札に付着させることも想定されています)。自治体の案内でも「犬の首輪などに鑑札と注射済票を装着する」と説明されており、首輪はこの装着物の受け皿として実務的にいちばん扱いやすい場所です。
サイズ感の参考として、鑑札の標準的な様式は楕円形なら短径15mm以上、長方形なら短辺15mm以上、注射済票は円形なら直径10mm以上、長方形なら短辺10mm以上とされています。小型犬用の細い首輪ではDカンにこれらを通すと当たりが強く感じられることもあるため、「鑑札と注射済票が無理なく着く構造か」も見ておくと後で困りません。
第4条の登録申請(取得から30日以内)と鑑札の交付・装着、第5条の年1回の予防注射と注射済票の交付・装着、第27条の20万円以下の罰金は厚生労働省法令等データベースの狂犬病予防法、鑑札・注射済票が「耐久性のある材料で造られ、首輪、胴輪その他その犬が着用するものに付着させることができるもの」である点と両者の様式(寸法・比率)は同データベースの狂犬病予防法施行規則および厚生労働省「犬の鑑札、注射済票について」、「犬の首輪などに鑑札と注射済票を装着する」という表現は神戸市の案内によります(2026年8月確認)。
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マイクロチップと鑑札の関係
マイクロチップを装着して環境省の指定登録機関のデータベースに登録した場合、その登録が狂犬病予防法にもとづく犬の登録の申請とみなされ、装着されているマイクロチップが同法に規定する鑑札とみなされる特例があります。ただしこの特例は、あらかじめ環境大臣に登録通知を求めた市町村(参加自治体)に限られます。参加自治体では窓口での登録申請が不要になり、鑑札は交付されません(生後90日齢以下の犬は登録申請とみなされません)。
一方で、参加・不参加にかかわらず狂犬病予防注射済票の交付手続きは必要です。マイクロチップがあっても、注射済票は引き続き犬に着けておく必要があります。お住まいの市区町村が特例に参加しているかどうかは、環境省の「犬と猫のマイクロチップ情報登録」サイトで公開されています。
ヒント
マイクロチップ情報の登録が狂犬病予防法にもとづく犬の登録申請とみなされ、装着されたマイクロチップが同法の鑑札とみなされること、この特例があらかじめ環境大臣に登録通知を求めた市町村に限られることは厚生労働省「犬の鑑札、注射済票について」、参加市町村では窓口申請が不要で鑑札が交付されないこと・参加不参加を問わず注射済票の交付手続きは必要であること・90日齢以下では登録申請とみなされないことは京都府の案内、参加自治体の一覧が確認できることは環境省の指定登録機関サイトによります(2026年8月確認)。
迷子札・鑑札の付け方
金属の鑑札や注射済票をそのままDカンに通すと、じゃらじゃらと音が鳴ったり、伏せたときに体に当たったりします。実務上よく使われるのは次のような工夫です。
鑑札・迷子札まわりの工夫
- 結束バンドや専用のホルダーで首輪のテープ部分に沿わせ、ぶら下げずに固定する
- 市販の鑑札ケース(迷子札ケース)にまとめて入れ、音と当たりを減らす
- 首輪の外側に付け、拾ってくれた人が見つけやすい向きにする
- 迷子札には飼い主の連絡先(携帯番号)を入れる。刻印タイプなら消えにくい
- 名前入れができる首輪なら、本体に連絡先を入れておくと札の紛失に強い
- 付け替えたあとは必ず引っ張って外れないか確認する
日常の点検と、引っかかり事故への配慮
首輪は消耗品です。買ったときの状態がずっと続くわけではありません。
月に一度は見たいポイント
- 首と首輪のあいだに指が1〜2本入るか(緩すぎ・きつすぎの確認)
- プラスチックのバックルにひび割れや欠けがないか
- テープや革の縫い目がほつれていないか、擦り切れていないか
- 金具のDカンや調整金具が変形・腐食していないか
- 首輪が当たる部分の皮膚が赤くなっていないか、毛が切れていないか
- 濡れたまま長時間着けていないか(雨・水遊び・シャンプー後)
- 汚れやにおいがたまっていないか
買い替えは期間よりも状態で判断するのが実際的です。プラスチックのバックルのひび、縫い目のほつれ、金具の変形や腐食が見えたら、使用期間にかかわらず交換してください。屋外での使用が多い場合は首輪にかかる負担が室内飼いに比べて非常に大きくなるとされ、強度と耐摩耗性の高い製品が必要になります。
洗い方は素材次第です。布系は汚れたら中性洗剤で手洗いし、完全に乾かしてから着けます。本革は水に弱いので、濡れたら早めに拭き、専用のケア用品で手入れを。どの素材でも共通するのは、濡れたまま長時間着けっぱなしにしないことです。首輪が当たる部分は毛が寝ていて乾きにくく、蒸れが続くと皮膚トラブルの下地になります。
注意
首輪がフェンス・クレート・ケージ・デッキ板・家具・扉の取っ手・植え込み・床の通気口などに引っかかりうること、犬同士の遊びの最中に相手の首輪へ歯や顎が引っかかる事故がもっとも多く致命的になりやすいこと、破断バックル付きの首輪がその対策として案内されていることは、PetSafe「Collar Safety Awareness Starts with You」(メーカーによる情報)によります。屋外飼いでは首輪にかかる負担が室内飼いに比べて非常に大きく、強度と耐摩耗性の高い製品が必要になることはDCM「犬具の選び方」によります(2026年8月確認)。
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首輪が当たる部分の皮膚が赤い、かゆがってしきりに掻く、毛が抜けている、においが強いといった様子があるときは、素材の相性や蒸れが関係していることもあれば、別の皮膚疾患が隠れていることもあります。自己判断でケア用品を試し続けるより、早めに動物病院で診てもらうほうが結果的に近道です。
タイプ別の商品例
以下は「タイプの代表例」としての紹介で、特定製品の効果や優劣を保証するものではありません。価格・在庫・仕様は変わるため、購入前に必ず最新の商品ページで対応体重・適応サイズ・素材を確認してください。
ナイロン素材の犬用首輪(軽さと洗いやすさ重視)
広告軽くて色柄が選びやすく、洗っても乾きやすいのが布系の利点です。子犬や小型犬、雨の日や水遊びが多い子の常用に。強度は製品差が大きいので、対応体重の表示を必ず確認してください。
※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。
本革の犬用首輪(強度と首なじみ重視)
広告一枚革は強度と耐摩耗性に優れ、使い込むと柔らかくなって首になじみます。中型犬から大型犬向き。水に弱く手入れが要るため、雨の日用に布系をもう1本用意しておくと運用が楽になります。
※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。
ハーフチョーク(マーチンゲール)タイプ
広告引くとループが縮み、一定のところで止まる構造です。後ろに下がって抜けてしまう子の散歩用に。締まり幅の上限がある設計かを確認し、留守番中は着けたままにしない運用とセットで使ってください。
※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。
セーフティバックル付きの首輪(引っかかり対策)
広告一定以上の力がかかるとバックルが外れる設計です。室内での常用や、犬同士が遊ぶ場面の引っかかり対策に。外れる前提の構造なのでリードをつなぐ用途には基本的に向かず、散歩用とは分けて考えてください。
※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。
迷子札(ネームタグ・刻印タイプ)
広告拾ってくれた人がその場で連絡先を確認できる、外から見える身元表示です。刻印タイプは文字が消えにくく、音が鳴りにくいカバー付きもあります。マイクロチップと役割が違うので併用が安心です。
※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。
鑑札・注射済票のケース(ホルダー)
広告交付された鑑札と注射済票をまとめて収め、首輪に固定できるアイテムです。金属が鳴る音や伏せたときの当たりを減らせます。装着自体が法律上の義務なので、外れにくい固定方法かを優先して選んでください。
※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。
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よくある質問
首輪とハーネス、両方つけてもいいですか。
うちの子は首輪から抜けてしまいます。どうすればいいですか。
ハーフチョークとチョークチェーンは同じものですか。
マイクロチップを入れていれば、首輪の迷子札は不要ですか。
家のなかでも首輪をつけっぱなしで大丈夫ですか。
まとめ
首輪選びは、留め具のタイプ、素材、サイズの3点を順に決めていくと迷いません。外れにくさと耐久性ならベルト(バックル)式、着脱の手軽さならワンタッチ式、抜け対策ならハーフチョーク、引っかかり事故への配慮ならセーフティタイプ、という住み分けです。素材は、軽さと洗いやすさの布系、強度と首なじみの本革、手入れの楽な合皮から、その子の毛質と生活に合うものを選びます。サイズは、前へ引いても頭から抜けない範囲でいちばんゆるいところが目安です。
そして、日本で犬と暮らすうえで欠かせないのが、鑑札と注射済票を犬に着けておくという法律上の義務です。首輪はその受け皿としていちばん扱いやすい場所であり、迷子になったときに外から見える身元表示でもあります。マイクロチップとは役割が違うので、両方そろえておくのが現実的な備えです。
痛みや不快感で行動を抑える器具については、獣医行動学の専門学会が明確に使用を避けるべきとしています。当編集部も同じ立場です。首輪は、その子の首をやさしく守りながら、名前と連絡先を外の世界に示すための道具だと考えています。首輪が当たる部分の皮膚や被毛に気になる変化があるときは、早めに動物病院にご相談ください。
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出典・参考
- 犬の鑑札、注射済票について|厚生労働省
- 狂犬病予防法(昭和25年法律第247号)|厚生労働省法令等データベース
- 狂犬病予防法施行規則(昭和25年厚生省令第52号)|厚生労働省法令等データベース
- 飼い犬の登録と狂犬病予防注射|神戸市
- マイクロチップ装着等の義務化にかかる狂犬病予防法の特例について|京都府
- 犬と猫のマイクロチップ情報登録|環境省(指定登録機関)
- 犬と猫のマイクロチップ情報登録について|環境省
- Position Statements(Humane Dog Training に関する記載)|American Veterinary Society of Animal Behavior
- AVSAB Humane Dog Training Position Statement (2021)|American Veterinary Society of Animal Behavior
- Which type of dog collar is best for your dog?|Humane World for Animals
- The 5 Best Dog Martingale Collars for Escape Artist Pups|Whole Dog Journal
- 犬用首輪のおすすめ人気ランキング(獣医師・ドッグトレーナーの石井香絵監修)|マイベスト
- 犬の首輪の選び方!サイズや素材、ハーネスとの違いなどを解説|All About
- 犬の首輪が外れる主な原因と簡単にできる予防法|わんちゃんホンポ
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- Collar Safety Awareness Starts with You|PetSafe
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